勾留請求が却下された痴漢被疑事件(50代男性・公務員)

罪  質 迷惑防止条例違反(痴漢)被疑事件
前科前歴 なし
年  齢 40歳~60歳
職  業 公務員
釈  放 勾留請求却下
釈放年度 平成29年
結  果 不起訴
示  談 成立
示談金額 50万円
提出書類 本人誓約書、本人謝罪文、身元引受書、示談書(不起訴時)
裁判所名 東京地方裁判所
裁判官名 不明
特記事項

事案の概要・相談に至る経緯

被疑者は東京都内在住、公務員50代男性であった。午前7時頃、通勤途中の電車内で女性2名から痴漢であることを指摘され(被疑者は痴漢していないと主張)、そのまま鉄道警察官に迷惑防止条例違反(いわゆる痴漢)として逮捕されてしまった。被疑者が、妻へ逮捕直前に電話し、逮捕されたことを知った妻から弁護士に相談連絡がいった。

行った弁護内容

妻からの依頼を受け、同日中に、勾留請求しないことを求める意見書、身元引受書、本人の誓約書、謝罪文等の資料を検察官に提出したが、検察官から勾留請求がなされた。

翌日、裁判所により勾留決定がされないように、裁判所に対し、同様の資料を提出し、同日に行われる被疑者への勾留質問の前に、裁判官と面談を行った。
その結果、被疑者が公務員で勾留されて長期欠勤してしまうと失職等の恐れがあったこと、妻が身元引受をしていたこと、通勤経路を変更することなどの事情が考慮され、検察官の勾留請求は却下され、被疑者は同日に釈放された。

釈放後、不起訴に向けて、被害者との間で示談を進めた。否認しながらの示談交渉であったものの、満員電車であったので、身体が触れてしまったかもしれず、それで不快な思いをさせてしまったという範囲での示談となった。示談の金額は、50万円であった。

結果

さらに、追加で被疑者の無罪を証明する資料をできる限り多く検察官に提出し、検察官への不起訴意見書を提出し、不起訴を勝ち取った。

以上

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