勾留決定後に準抗告が認容された建造物等侵入・盗撮被疑事件(40代男性・会社員)

罪  質 建造物等侵入・東京都迷惑防止条例違反(盗撮)被疑事件
前科前歴 なし
年  齢 40~50
職  業 会社員
釈  放 勾留決定の取消し
釈放年度 平成29年
結  果 罰金30万円
示  談 不成立
示談金額
提出書類 本人誓約書、身元引受書、電話聴き取り報告書、運転免許証、名刺
裁判所名 東京地方裁判所
裁判官名 不明
特記事項

事案の概要・相談に至る経緯

被疑者は神奈川県横浜市に単身赴任していた会社員、40代男性であった。異動先の会社の歓送会において酒に酔った被疑者が、女性用トイレに侵入し、個室内で用を足していた女性の姿態をスマートフォンで撮影しようとしたため、被害者に通報された。その後、被疑者は、駆け付けた警察官によって逮捕された。逮捕翌日、被疑者の妻から本件について依頼を受けた。

勾留決定に対する準抗告

妻からの依頼を受け、同日中に被疑者の接見に行くと共に、妻及び上司の身元引受書、本人の誓約書、被疑者の上司との通話内容を記載した電話聴き取り報告書等の資料を作成し、勾留請求を棄却すべき旨の意見書を裁判所に提出した。

その結果、被疑者が会社員であり勾留されて長期欠勤してしまうと失職等のおそれがあったこと、妻及び上司が身元引受をしていたことなどの事情が考慮され、勾留請求は棄却され、被疑者は釈放された。

釈放後の弁護活動

被疑者は、犯行当日、酒に酔って記憶にないと述べており、犯行の経緯及び犯行態様について、十分な説明ができていなかった。しかし、被疑者と協議した結果、被疑者には心療内科への通院をしてもらうことになった。その結果、被疑者には窃視症という症状があったことが判明した。被害者の被害感情が強く、示談には至らなかったが、被害者への謝罪文を作成し、これを検察官に提出した。

これらの事情が考慮され、略式起訴(罰金30万円)となった。

以上

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